ハマブン句会 投句箱
「ハマブン句会」投句箱へようこそ!

[トップに戻る] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]



もし、間違えてしまったら、掲示板に「○○番削除してください」と書き込むか
箱の番人へメールを頂ければ、こちらで削除します。
箱の番人へのメールはこちらから
https://hamabun.x0.com/kukai/mail/


選句の会のこぼれ話  投稿者:箱の番人 投稿日:2022/04/08(Fri) 16:38 No.52

選句の会から
3月の投句の中に、語順を換えたら…というご指摘の俳句が数句ありました。
賽銭の音のかろさや退院の春
この句は
春退院賽銭の音かろきかな
と換えると字余りが解消されおさまりが良くなりますね。

ポンポン船艀引きゆく春の風
この句も
春風や艀引きゆくポンポン船
としたらどうでしょう?

森なかの笛の音や蛇穴を出づ
上の句の「森なかの」という表現の納まりの不安定さと、
下の句の「蛇穴を出ず」が字余りです。
森の中笛の音に蛇穴を出づ
とすれば字余りが解消されますね。

そのほか、「俳句の中に数字をもって来るのは難しい」という話や
「このかたは、殻を破って差し上げたい」と選者さんに思わせる俳句もあったりして
是非次回は選句の会に参加していただきたいと思いました。

当番外の選者さんが選んだ句でダブっていなかった句は
春時雨屋根へ庇へ音変えて
春草やのたり聞こゆる馬頭琴
結願へ十の観音春兆す
でした。


箱の蓋が開きました  投稿者:箱の番人 投稿日:2022/04/07(Thu) 09:52 No.51

4月の投句箱の蓋が開きました。
沢山の投句、お待ちしています。


4月の兼題写真です  投稿者:箱の番人 投稿日:2022/04/07(Thu) 09:51 No.50

A 壁
B 蛙 青蛙 雨蛙

 実画像サイズ:275 x 183  


 実画像サイズ:275 x 183  




選者のかたから入賞句へのコメントです。  投稿者:箱の番人 投稿日:2022/04/07(Thu) 09:32 No.49

芦野信司選
特選

手力男磯巾着を揺らしをり
アメノタヂカラオノミコトはアマテラスを天の岩戸から引き出した怪力神。その神が磯巾着を揺らすという発想の妙。自然と神話を直にぶっつけ、古代人の詩情を醸している。

秀逸

春疾風しどろもどろの波の音
繰り返す崩れる波音のリズムを脅かす疾風。「しどろもどろ」の滑稽味ある擬人化が「春」の雰囲気を作っている。

森なかの笛の音や蛇穴を出づ
「蛇穴を出づ」の七音の季語に挑戦。笛の音のイメージと蛇の相性の良さに、上五のリアリティが結合。ただ、「森なかの」の詰まった語感が気になる。

入選

春泥や運河に並ぶ倉庫群
泥にもめげず働く人たちの姿を彷彿させる。

春泥や土塀にこもを掛けしまま
こもを掛けて土塀を冬の寒さから守ったのであろうか。最後の「まま」で、今はその役目が終わっていることがわかり、季語の語感を深める

ポンポン船艀引きゆく春の風
ポンポン船と春の風の取り合わせの心地よさ。

魚網編む老の手さばき鳥雲に
手捌きの近景と鳥雲の遠景の対比のよさ。

しゃがみこむ揃ひの帽子仏の座
複数人の子供が注視している真ん中に季語の仏の座。この空間構成を簡潔に表現。


荒井理沙選
特選

春泥や門付け鬼の踏む大地 
「門付け鬼」とは地方の古くからある行事なのであろう。「踏む大地」により読み人は本物の鬼に思えて来る。泥を物ともせずに撥ね飛ばして行く大きな鬼の足の裏を想像する。

秀逸

しゃぼん玉一生涯の無音界
確かにシャボン玉は音無しに生まれ消えて行く。当り前ではあるが「一生涯」とした事により 句は上手く成り立っている。

漁網編む老の手さばき鳥雲に
年を重ねたゴッツイ指ではあるが 巧に漁網を編んでいる。季語との取り合わせは抜群である。

並選

春の虹七音階のあるやうな
虹の七色を音階に切り替えた事 あっぱれである。

春疾風しどろもどろの波の音 
波の音を「しどろもどろ」と表現した事に成功した。従って「春疾風」は動かし難い季語である。

踏み出してその深さ知る春の泥
上五から中七へと読み進めると 次に何が来るのだろうかと思いを馳せる。納まりの良い下五に「落ち」を感じた。

雪解急流木瀬々にへし合へり
急な雪解により 増水した河瀬に流された木が ぶつかり合っている。その激しい音と水流の様が目に浮かぶ。

しゃがみこむ揃ひの帽子仏の座
無難な季語を選んでいる。試みに「座禅草」に変えてみた。座禅草は仄かに熱を帯びている。子供等が次々に仏焔苞の中に指を入れ 温もりを確かめ合っている。と深読みしたくなる様な句になる。一応 参考の為に。




2022年選者の兼題句  投稿者:箱の番人 投稿日:2022/04/07(Thu) 09:07 No.48

兼題で当番選者のかたに作っていただきました。

 実画像サイズ:972 x 591  




2022年3月の入賞句発表  投稿者:箱の番人 投稿日:2022/04/07(Thu) 09:05 No.47

お待たせしました。入賞句の発表です。

 実画像サイズ:975 x 624  




3月の投句箱 俳号あり 一覧  投稿者:箱の番人 投稿日:2022/04/04(Mon) 18:30 No.46

選句が終わりましたので、「俳号あり」の一覧表です。
結果の発表は4月4日20時からリモートで行います。
投句箱発表でのまで、お化粧しますので少しお時間を頂きます。

兼題 音
@春の虹七音階のあるやうな          七色仮面
A春時雨屋根へ庇へ音変えて          七色仮面
Bしゃぼん玉一生涯の無音界          七色仮面
C賽銭の音のかろさや退院の春         翡翠
D琴の音はつま弾く指を大切に         紅葉
➅ジェット音切り裂く先の春の空        砂時計
F靴の音「夫お帰りと」春の月         トマト?
G翡翠の睦み合う音謗る音           鶫
H無音の病室スリッパに落花ひとひら      鶫
I森なかの笛の音や蛇穴を出づ         因子
J春草やのたり聞こゆる馬頭琴         愚夫
K酒片手浅蜊の開く音を待つ          粋果
L囀りの主はどこかと木を仰ぐ         粋果
M黒塀に長唄三味線春の宵           粋果
Nエレベーター到着音の十二階         炊き込みご飯
O小銭入れ十円百円ぶつかりて         炊き込みご飯
Pありふれた空に広ごる春の音         咲木かおる
Q春泥に牛の鈴音とまりけり          咲木かおる
R春疾風しどろもどろの波の音         二進も三進も
S鼻濁音の歓声漏るる花吹雪          中山みどり
兼題 春泥
㉑学生が春泥ザクザクスニーカー        紅葉
㉒春泥や坂へ踏み出す一歩二歩         七色仮面
㉓踏み出してその深さ知る春の泥        砂時計
㉔春泥や夫の手を借り鎌倉路          トマト?
㉕春泥や門付け鬼の踏む大地          弾機
㉖春泥を避けて出会うは初の道         粋果
㉗春泥を厭う少女ら声高し           粋果
㉘避けるも踏むも駅前春の泥          炊き込みご飯
㉙春泥や小さき足跡二つ三つ          炊き込みご飯
㉚春泥や運河に並ぶ倉庫群           荒智十三
㉛春泥の運河人影まばらなり          荒智十三
㉜春泥に足をとられし児の泣けり        咲木かおる
㉝母と子に春泥跳ねる日差しかな        咲木かおる
㉞春泥や土塀にこもを掛けしまま        二進も三進も
㉟春泥や鉄屑の戦車連隊            中山みどり
自由題
㊱雪解急流木瀬々にへし合へり         七色仮面
㊲初蝶のひらりと出合う昼下がり        トマト?
㊳手力男磯巾着を揺らしをり          トマト?
㊴蟻穴を出る蟻を踏む独裁者          トマト? 
㊵春みなと別れの曲のおけさ節         弾機
㊶春霞興奮気味の夫なり            紅葉
㊷結願へ十の観音春兆す            因子              
㊸ポンポン船艀引きゆく春の風         荒智十三
㊹嶺々に銀色の雪残りをり           荒智十三
㊺春日差し小窓の並ぶ倉庫群          荒智十三
㊻つくしんぼ黒き指先みせあえし        二進も三進も
㊼瑠璃たては追ひつ迷子の涙かな        二進も三進も
㊽漁網編む老の手さばき鳥雲に         二進も三進も
㊾ローアングルのおかめざくらや車椅子     中山みどり
㊿犬ふぐり質問責めに遭ひにけり        中山みどり
51しゃがみこむ揃ひの帽子仏の座        中山みどり



3月の投句一覧  投稿者:箱の番人 投稿日:2022/04/01(Fri) 10:26 No.45

三月の投句一覧  俳号無し
兼題 音
@春の虹七音階のあるやうな
A春時雨屋根へ庇へ音変えて
Bしゃぼん玉一生涯の無音界
C賽銭の音のかろさや退院の春
D琴の音はつま弾く指を大切に
➅ジェット音切り裂く先の春の空
F靴の音「夫お帰りと」春の月
G翡翠の睦み合う音謗る音
H無音の病室スリッパに落花ひとひら
I森なかの笛の音や蛇穴を出づ
J春草やのたり聞こゆる馬頭琴
K酒片手浅蜊の開く音を待つ
L囀りの主はどこかと木を仰ぐ
M黒塀に長唄三味線春の宵
Nエレベーター到着音の十二階
O小銭入れ十円百円ぶつかりて
Pありふれた空に広ごる春の音
Q春泥に牛の鈴音とまりけり
R春疾風しどろもどろの波の音
S鼻濁音の歓声漏るる花吹雪
兼題 春泥
㉑学生が春泥ざくざくスニーカー
㉒春泥や坂へ踏み出す一歩二歩
㉓踏み出してその深さ知る春の泥
㉔春泥や夫の手を借り鎌倉路
㉕春泥や門付け鬼の踏む大地
㉖春泥を避けて出会うは初の道
㉗春泥を厭う少女ら声高し
㉘避けるも踏むも駅前春の泥
㉙春泥や小さき足跡二つ三つ
㉚春泥や運河に並ぶ倉庫群
㉛春泥の運河人影まばらなり
㉜春泥に足をとられし児の泣けり
㉝母と子に春泥跳ねる日差しかな
㉞春泥や土塀にこもを掛けしまま
㉟春泥や鉄屑の戦車連隊
自由題
㊱雪解急流木瀬々にへし合へり
㊲初蝶のひらりと出合う昼下がり
㊳手力男磯巾着を揺らしをり
㊴蟻穴を出る蟻を踏む独裁者
㊵春みなと別れの曲のおけさ節
㊶春霞興奮気味の夫なり
㊷結願へ十の観音春兆す
㊸ポンポン船艀引きゆく春の風
㊹嶺々に銀色の雪残りをり
㊺春日差し小窓の並ぶ倉庫群
㊻つくしんぼ黒き指先みせあえし
㊼瑠璃たては追ひつ迷子の涙かな
㊽漁網編む老の手さばき鳥雲に
㊾ローアングルのおかめざくらや車椅子
㊿犬ふぐり質問責めに遭ひにけり
51しゃがみこむ揃ひの帽子仏の座



2022年2月の入賞句へのコメント  投稿者:箱の番人 投稿日:2022/03/12(Sat) 14:08 No.44

折山 選
特選
土塊をほぐす匂いや余寒なほ

早春の感覚がよく捉えられています。匂いばかりでなくほぐされた土の触感までも伝わってきます。語句の構成も中七の切れ字「や」がいきています。ただ望むらくは「なほ」が歴史的仮名遣いになっているので「匂い」も「匂ひ」としたら如何でしょうか。

秀逸
蒲公英の絮旋風に抗わず

たんぽぽの綿毛が風に身を任せ飛ばされていく一瞬を捉えました。風に飛ばされることを、風に抗わずと表現した点を評価しました。

七段の雛おはします苫屋かな

七段の雛とはかなり豪華なお雛様なのでしょう。それが苫屋という粗末な小屋に飾ってあるという。その落差が妙味ですが、実際は旧家のお屋敷を謙遜して表現しているのかもしれません。それはそれとして、なかなか味わいのある句だと思います。

佳作
銀色の声響きをりカーリング

銀色の声という措辞に感心しました。ストーンが滑ると同時に氷の上を選手の声が響き渡った先日のオリンピックの映像がまざまざと浮かびます。ただ、カーリングはまだ季語になっていません。無季の句として戴きました。近い将来季語になるのではないでしょうか。

淡雪や蕾ほんのり紅をさす

うっすらとした雪景色の中、開花間近の梅の蕾か桜の蕾か、ほんのり赤くなっているという景にまず引き付けられます。私も経験したことがあるので共感しました。

残り日を数えてみたし鳥帰る

作者にとって残り日とは何をイメージしているのでしょう。人生の残り日か、嫁ぐまでの残り日か、いろいろなケースがありそうです。読者は読者としての残り日を想定して鑑賞したらいいと思います。私はどこか切なさを感じました。句としてもきちんと切れが入って良いですね。

星 選
特選
猫柳利休鼠にふくらめり

  猫に鼠。作者の遊び心がいい。

秀逸 
外つ国の鼓草とや風掴む
  ほとんどのタンポポが外来種ときく。タンポポと言えば風を連想させるが下五
  に工夫がみられる。
土塊をほぐす匂いや余寒なほ
   や で切れて土の匂いを受け取った後に「余寒なほ」
   味わい深い句。
並選
寄り道のマックの黄色春の宵
   小腹が空いてコーヒーでも飲んでいるのだろうか。
   マックの黄色。その黄色に菜の花を連想した。春の宵と寄り道。ゆったりとした
   時間を感じる。
七段の雛おはします苫屋かな
    七段の雛は豪華。おはしますと言いながらの苫屋。
    かなの詠嘆がさらに可笑しみを増す。


2022年2月の入賞句  投稿者:箱の番人 投稿日:2022/03/12(Sat) 14:05 No.43

クリックすると大きくなります。

 実画像サイズ:972 x 601  


[直接移動] [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]
今日 昨日

- Joyful Note -
- JOYFULYY v2.50 :Edit by Yamamoto -
- JOYFULYY v2.50a(改) :Edit by dosman -