ハマブン句会 投句箱
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選句の会にて  投稿者:箱の番人 投稿日:2022/06/07(Tue) 14:05 No.121

今回の選句の会に、初めて投句をされた方が参加されました。
そこで「で」の使い方について選者のかたからアドバイスをもらいました。
助詞「で」を使うと散文的になることや、なるべく濁点は避けた方が良いことなど、なるほど!と思うことが多く、「で」に代わって「の」にするとぐっと俳句らしくなることなど教わりました。

また、当番外の選者のかたが選んだ句に
「草取りのガールスカウト善光寺」
がありました。
動詞を全く使わず、よく情景を表している句であるとの評価でした。

箱の番人も2句とっていただきました。
「夏鳥の皆抱卵し森静か」
この句は5月の連休前は盛んに囀っていたオオルリやキビタキやコマドリが、たった3週間ほどで、皆抱卵期に入り、囀らなくなって見つけにくくなったことを詠みました。
「豆飯の味母に似て六十九」
これは豆ごはんの塩とお酒と昆布と少しの醤油の配分が、やっと母の味に近づいたなあとよく豆ごはんを作ってくれた母を思い出しながら詠みました。
なんとか意味が通じたようで、ホッとしました。


選者のコメント  投稿者:箱の番人 投稿日:2022/06/07(Tue) 13:47 No.120

荒井選
特選句
《野仏の五味の深まり苔の花》
野仏に対峙していると衆生能力に応じて五味の深まりを感じる。それに季語の取り合わせが絶妙である。

秀逸句
《青嵐シュルシュルシュルと鉋屑》
屋外と思いたい。鉋屑の匂い 削る音など五感が心地よく刺激される一句である。
《石段の地下要塞へ蟻の列》
読み人は作者に上五から中七へ導かれて行く。その先には何と蟻の行列とは見事な落ちである。捻りが効いている。

並選
《制服のスカートめくり青嵐》
作者は男性か 幼少の頃を思い出して詠んだのか いやはやスカートを捲ったのは青嵐とは何ともはや……。
《薫風や三味の佳境の撥捌き》
奏者は一点を見つめて微動だにせず 一見無表情ではあるが筋肉は緊張している。その昂りに時折 薫風が鼻腔を掠めて行く。

芦野選
特選
《青嵐シュルシュルシュルと鉋屑》
シュルシュルと勢いよく飛び出してくる鉋屑の動きが、製材所の周囲の山とそこを渡る風を想像させて爽やか。

秀逸
《野仏の五味の深まり苔の花》
この句の五味は仏語。牛乳を精製する際の五段階の味の最後が「醍醐味」で、涅槃の境地に比することもあるらしい。苔の花が美しい。

《夏鳥の皆抱卵し森静か》
「抱卵」の措辞巧み。豊かさと静けさを表現。

入選
《豆飯の味母に似て六十九》
六十九歳の作者が母を思う。その懐かしさが伝わる。
《ラブレーを机に載せて夏の酒》
荻野アンナさんの文芸講演会でラブレーの話を拝聴したばかり。夏の酒は冷えているのだろう。うまそうだ。



入賞句が決まりました!  投稿者:箱の番人 投稿日:2022/06/07(Tue) 13:40 No.119

5月の入賞句が決まりました。入賞された皆様、おめでとうございます!

選者のかたの兼題句もお載せします。

 実画像サイズ:978 x 594  


 実画像サイズ:973 x 597  




2022年5月の投句一覧表です  投稿者:箱の番人 投稿日:2022/06/01(Wed) 14:49 No.118

2022年五月の投句一覧(俳号無し)
@青嵐シュルシュルシュルと鉋屑
A新緑やほどほどの坂歩ききる
B夏鳥の皆抱卵し森静か
C趣味にして自由気ままに春の朝
D夏料理絶佳な母の隠し味
E賞味期限忘れた卵や猫の恋
F白玉や水にくぐらせ淡き味
G夏の日や糊をきかせた白シーツ
H制服のスカートめくり青嵐
I田植え終え白鷺一羽すっと立ち
J青嵐吹き溜まりに居る待ちぼうけ
Kひとやすみ子供神輿のアイスクリン
L青嵐旅した兄は額の中
M憂き世にもポジティブに生く青あらし
N吟醸の酒青冴えの立夏かな
O雨粒を避けて通るサイダーや
P門前の名物七味御開帳
Q豆飯の味母に似て六十九
R青嵐戸外が騒ぐ一軒家
S汗飛ばし走る先にはバラの園
㉑青嵐恋に割り込む隙の無く
㉒髪切りし頭吹き抜く青嵐
㉓高原で星空教室初夏の味
㉔茄子漬口中秘伝の味広ぐ
㉕青嵐セッカの股を広げたり
㉖薫風や三味の佳境の撥捌き
㉗梅雨晴間泥んこ跳ねる道普請
㉘野仏の五味の深まり苔の花
㉙腕捲り久方造る穴子寿司
㉚病院の報せ待つ居間青嵐
㉛石段の地下要塞へ蟻の列
㉜初下ろし鏡に写す浴衣かな
㉝巴里祭掲ぐる旗は「眠主主義」
㉞草取りのガールスカウト善光寺
㉟青梅をどつさり笑みと共に受く
㊱キャンパスの裏にひっそり蓮の花
㊲青嵐二階の屋根を走り抜け
㊳ふる里へ断捨離難き帰省かな
㊴開帳や回向柱の殿に
㊵高原で話の中の天の川
㊶夏立つやホールをおほふ知の熱気
㊷薄味の肴に夫は文句たれ
㊸髪赤き講師見送る夏の月
㊹山椒味ジャコの炒め煮舌痺れ
㊺狭庭を膨らませたり青嵐
㊻ラブレーを机に載せて夏の酒
今月は同じ読み手が続かないように順不同にしてみました。


蓋を閉めます  投稿者:箱の番人 投稿日:2022/06/01(Wed) 07:39 No.117

今月も沢山の投句をありがとうございます。
選句の会は6月6日(月)20時〜開きます。
結果はもうしばらくお待ちください。


兼題  投稿者:静御飯 投稿日:2022/05/31(Tue) 17:39 No.116

髪切りし頭吹き抜く青嵐


兼題&自由題  投稿者:起上り小法師 投稿日:2022/05/31(Tue) 17:08 No.115

青嵐恋に割り込む隙の無く
茄子漬口中秘伝の味広ぐ
梅雨晴間泥んこ跳ねる道普請
青梅をどつさり笑みと共に受く
ふる里へ断捨離難き帰省かな


自由題  投稿者:静御飯 投稿日:2022/05/31(Tue) 17:05 No.114

田植え終え白鷺一羽すっと立ち
汗飛ばし走る先にはバラの園
キャンパスの裏にひっそり蓮の花



兼題  投稿者:笹舟 投稿日:2022/05/31(Tue) 16:25 No.113

青嵐戸外が騒ぐ一軒家
高原で星空教室初夏の味
高原で話の中の天の川


御開帳  投稿者:碇久枝 投稿日:2022/05/31(Tue) 10:53 No.112

制服のスカートめくり青嵐
門前の名物七味御開帳
石段の地下要塞へ蟻の列
草取りのガールスカウト善光寺
開帳や回向柱の殿に

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